mbedで作るアプリケーション(ケース2)
- 2010/07/29
- 19:59
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こちらを利用して作るアプリケーションや、汎用プログラムのご紹介。
第2回目は、「初期サンプルプログラムから始める新アプリケーション」です。
第1回の記事は、こちらです。
-初期サンプルプログラムから始める新アプリケーション
1.はじめに
2.アプリケーションの作成
【2-1】【2-2】【2-3-1】【2-3-2】【2-3-3】【2-4】
1.はじめに
mbedのプログラム開発環境をWebサイトにアクセスする形で用意できた上で、サンプルプログラムをダウンロードして、mbedボードの動作を確認できたものとします。
以下では、mbedボードの持っている出力デバイスのLEDの点滅をコントロールするという初期サンプルプログラムを修正変更したアプリケーションを作ります。
C/C++言語を使ったプログラムになります。
C言語のよく使われる文法的な手法である、関数、ポインタ、switch文を、利用します。
*ご参考「mbedLPC1768イントロダクション.doc」
「mbedで作るアプリケーション(ケース1-初期サンプルプログラムの内容).doc」
2.アプリケーションの作成
2.1 初期プログラム
a)ソースコード(プログラム名pg001)

b)プログラム動作
*このプログラムをロードしたmbedボードでリセットボタンを押すとプログラムが実行される。
・LED1が0.2秒間点灯し、続けて0.2秒間消灯し、それを繰り返す。
2.2 アプリケーション(1)
a)プログラム動作仕様
・LED1が0.8秒間点灯し、続けて0.2秒間消灯し、それを繰り返す。
b)プログラムの意図
・1秒を単位とした点滅動作を行なう。点灯の回数を数えることで、点滅時間の精度を確認できる。
c)諸条件
・プログラム名:pg002
d)ソースコード

e)プログラム動作の確認
[確認方法]
・ケータイの時間表示(秒単位の表示あり)で、LED1の点滅の回数を60回まで数えた。
(結果)秒表示の変化のタイミングと合致している。
1分経過表示の変化のタイミンングと合致している。
2.3 アプリケーション(2)

a)プログラム動作仕様
・LED1、LED2、LED3、LED4を
順次点灯し消灯する。
・LED1~LED4はそれぞれ、0.8秒間点灯し、
0.2秒間消灯するサイクルを3回繰り返す。
(各LEDは3秒間ずつ、順次点滅する。)
b)プログラムの意図
・4つのLED出力を確認する。
c)諸条件
・プログラム名:pg003
d)ソースコード
右欄に記載。
e)プログラム動作の確認
[確認方法]
・LED1~LED4がそれぞれ3秒間順次
点滅するのを目視確認する。
(結果)秒表示の変化のタイミングと合致
している。LED1~LED4まで点滅が
進み、その後点滅はLED1に戻る。
2.3.1 アプリケーション(2.1)

a)プログラム動作仕様
・LED1、LED2、LED3、LED4を
順次点灯し消灯する。
・LED1~LED4はそれぞれ、0.8秒間点灯し、
0.2秒間消灯するサイクルを3回繰り返す。
(各LEDは3秒間ずつ、順次点滅する。)
b)プログラムの意図
・pg003と同じプログラム表現の一部を
簡素化する。
c)諸条件
・プログラム名:pg004
d)ソースコード
以下、および右欄に記載。
e)プログラム動作の確認
[確認方法]
・LED1~LED4がそれぞれ3秒間順次
点滅するのを目視確認する。
(結果)秒表示の変化のタイミングと合致
している。LED1~LED4まで点滅が
進み、その後点滅はLED1に戻る。

2.3.2 アプリケーション(2.2)

ソースコードC/C++表現で
「関数/引数/ポインタ」を利用する。
a)プログラム動作仕様
・LED1、LED2、LED3、LED4を
順次点灯し消灯する。
・LED1~LED4はそれぞれ、0.8秒間点灯し、
0.2秒間消灯するサイクルを1回行なう。
(各LEDは1秒間ずつ、順次点滅する。)
b)プログラムの意図
・pg004と同じプログラム表現を簡素化する。
c)諸条件
・プログラム名:pg005
d)ソースコード
右欄に記載。
e)プログラム動作の確認
[確認方法]
・LED1~LED4がそれぞれ1回順次
点滅するのを目視確認する。
(結果)LED1~LED4まで順次1回点滅が
進み、その後点滅はLED1に戻る。
2.3.3 アプリケーション(2.3)

ソースコードC/C++表現で「switch文」を
利用する。
a)プログラム動作仕様
・LED1、LED2、LED3、LED4を
順次点灯し消灯する。
・LED1~LED4はそれぞれ、0.2秒間点灯し、
0.3秒間消灯するサイクルを2回繰り返す。
(各LEDは1秒間ずつ、順次点滅する。)
b)プログラムの意図
・pg005と同じプログラム動作を、
「switch文」を使い制御する。
c)諸条件
・プログラム名:pg006
d)ソースコード
以下、および右欄に記載。
e)プログラム動作の確認
[確認方法]
・LED1~LED4がそれぞれ1秒間に2回ずつ
順次点滅するのを目視確認する。
(結果)LED1~LED4まで順次点滅が進み、
その後点滅はLED1に戻る。

2.4 アプリケーション(3)

a)プログラム動作仕様
・LED1、LED2、LED3、LED4を
複数個点灯し消灯する。
・LED1~LED4のうちのいくつかを点灯し、
消灯する。
b)プログラムの意図
・同時複数のLED出力を確認する。
c)諸条件
・プログラム名:pg007
d)ソースコード
右欄に記載。
e)プログラム動作の確認
[確認方法]
・LED1~LED4が複数個同時に点灯、消灯
されるのを確認する。


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